qmail-scanner (st patch) (MTAでウイルスとスパムフィルタ)

qmailのアドオンのqmail-scannerで、ClamAVSpamAssassinを組み合わせてウイルスチェックとスパム検出をしてみる。
この時、素?のqmail-scannerでは、ウイルスは検出して遮断(横取り)してくれますが、スパムの検出はヘッダや、Subjectにフラグを付与するだけで、遮断することができません。(たぶんqmail-scannerのポリシー)
そこで、SpamAssassinの結果に応じて、遮断、拒否等の設定ができるqmail-scannerの便利なパッチがあったので、入れてみるテスト
Qmail-Scanner-1.25st (st patch)
qmail,clamav,spamassassin,qmail-scannerは適当にいれてあるものとします(^^;

tar xvzf q-s-1.25st-20050406.tgz
cd qmail-scanner-1.25st/
./configure
--admin  管理者メール「@より前」
--domain 管理者ドメイン 「@より後ろ」
--local-domains "検査するドメイン名"
--notify admin
--debug no
--fix-mime no
--scanners clamdscan,verbose_spamassassin
--sa-quarantine 1.5
--sa-forward 横取りしたメールを転送するアドレス
--sa-delete 10
--sa-reject yes
--install

設定の仕方はいろいろあるので、それぞれ調べてもらえばいいのですが、上の例では、

  • –notify admin
    ウイルス、スパムを検出した結果はadmin宛てに連絡する
  • –sa-quarantine 1.5
    仮にspamassassinの判定基準が5.0の場合
    5.0+1.5=6.5以上のポイントのメールを横取りする
  • –sa-forward MailAddress
    横取りしたスパムメールを指定のアドレスへ転送する
  • –sa-delete 10 –sa-reject yes
    5.0+10=15.0以上のポイントのメールにはSMTPで「554」のエラーを回答し受信拒否する
    運用

    /var/spool/qmailscan/qmail-queue.log
    /var/spool/qmailscan/quarantine.log
    

    この二つのファイルがログになるので、適当にローテーションしておきましょう

    /var/spool/qmailscan/log-report.sh /var/spool/qmailscan/qmail-queue.log
    

    ログの解析(ウイルス検出の種類と数、スパムのフラグ付けた(tagging)、横取りした(quarantining)、拒否した(rejecting))を表示するツールがついています、.gzにしてあるファイルも喰わせることができるようになってます

  • qmail-scanner (st patch) (MTAでウイルスとスパムフィルタ)」への1件のフィードバック

    1. 迷惑メール(SpamAssassin)

      最近多いらしい、うちは、qmail+qmail-scanner(st patch…

    コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

    CAPTCHA